

本記事では、そんな疑問や悩みを解決するための記事になっております。
本記事でわかること
- 容量500Wh〜1000Whまでの大容量ポータブル電源の選び方
- 2022年おすすめの容量500Wh〜1000Whまでのポータブル電源
こんにちは。
未来のための暮らし方を発信しているYaiYuです。
これまで30種類以上のポータブル電源を使ってきましたが、
持ち運びが便利で、日常でも使用する機会が多くあるのが500Wh〜1000Whまでの容量のポータブル電源。
しかし、amazonを探してもたくさん販売されていて、どれがいいのかわかりませんよね?
正直、ポータブル電源は初心者の方だと選ぶのは難しい上に、安いものを買って失敗するケースが多くあります。
私は、ポータブル電源をこれまで数十台、実機レビューしてきました。
また、大手ポータブル電源ブランドのアンバサダーでもあります。
その知識をフルに活かして、
2022年版、容量「500Wh〜1000Wh」のおすすめ大容量ポータブル電源ランキングをお届けしていきます。

目次
500Wh〜1000Whまでのポータブル電源の選び方
世の中には、多種多様なポータブル電源が多く販売されています。
中でも、容量が500Wh〜1000Whまでの大容量ポータブル電源は、会社やブランドによって性能や価格が大きく異なり、初めて購入される方には、かなり難しい容量帯となります。
だからこそ、
ランキングを発表する前に、初めて購入される方でも、失敗しない購入方法を簡単に解説していきます。
大手ブランドから選ぶ
ポータブル電源にも、
車でいう「TOYOTA」や「HONDA」のように大手のブランドが存在しています。
その最大手ブランドを5つピックアップしました。
この5社のポータブル電源を購入すれば、間違いないと断言できます。
Jackery(ジャクリ)
Jackeryとは2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。
Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、
「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。

環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、
「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出しているのがJackeryです。
EcoFlow(エコフロー)
EcoFlowは、2017年に設立された世界で最も高性能なポータブル電源を製造、開発している企業です。
応援購入サイトMakuakeでは、2019年にEcoFlow EFDELTAが「2億8,000万」も支援され注目を浴びました。
2020年には、
当時のMakuake日本最高応援購入金額を達成したEcoFlow RIVER シリーズは「5億900万」。
さらに2021年、
EcoFlow DELTA Proが「3億7,600万」と、名実ともに日本最高峰のポータブル電源企業に成長してきました。
BLUETII(ブルーティー)
「BLUETII」は、2009年に深圳でスタートした「パワーオーク」というグループ会社の主力ブランドです。
品質やサービスの向上のため、日本法人「BLUETTI JAPAN株式会社」を2021年に立ち上げています。
4ブランドの中ではもっとも製品ラインナップが多く、
主に1,000Whを超えるような大容量のポータブル電源を販売しています。
PowerArQ(パワーアーク)
「PowerArQ」は、2012年に開始した「加島商事株式会社」という日本法人のブランドになります。
デザインは丸みを帯びており、女子に人気のポータブル電源になります。
Anker(アンカー)
「Anker」は、米国・日本・欧州を中心とした世界100ヶ国以上で展開するハードウェアメーカーです。
アンカー・ジャパン株式会社という日本法人もあり、安心しておすすめできるブランドになっています。
Ankerと聞くと、モバイル電源が有名なのでは?と思う方が多いでしょう。
しかし、ポータブル電源も主力とはいかないまでも、素晴らしい製品を数多く販売しています。
なぜ大手ブランドから選ぶのか?
この5ブランド以外にもたくさんのポータブル電源が販売されています。
ではなぜ大手ブランドを選ぶと失敗しないのか?
3つの項目を順に解説していきます。
項目
- ポータブル電源が主力商品
- 安心・安全
- ラインナップが豊富
ポータブル電源が主力商品
この5つのブランドを選んだ理由の一つとして、
ポータブル電源を主力商品として販売していることです。(Ankerのみ主力はモバイル電源)
主力商品なので、
- 開発に力を入れている
- 性能が素晴らしいにも関わらず、他社よりも安価
- 安心と安全に力を入れている
いろいろな商品を開発すればするほど、1つ1つが中途半端な性能になります。
Ankerを除く4ブランドは、ポータブル電源の他に、製品をほとんど販売せず力を入れているので、性能が良いだけでなく、安く購入できるのです。
安心・安全
ポータブル電源は精密機械です。
「安全なのか?」「購入後のサポートは充実しているのか?」がとても大事になってきます。
正直、amazonで販売しているポータブル電源は、
日本の法人もなく、サポートも充実していないところがほとんどです。
そしていざサポートして欲しいときに、もう倒産&閉業してなくなっているということが多々あります。

この5つのブランドは、日本法人をしっかり構えた信頼できるブランドです。
電源の安全性を大事にし、日本語での電話やメール対応が可能になっているので購入後も安心できるのです。

ラインナップが豊富
ポータブル電源を主力商品として扱っているということは、容量別に製品のラインナップが豊富です。
例えば、EcoFlowを例にとってみるとEFDELTAから始まった「DELTA シリーズ」が「6製品」。
EcoFlow RIVER シリーズ
そして、「RIVER シリーズ」の「6製品」と業界でも最高レベルのラインナップを誇っています。
RIVERシリーズ
EcoFlow ソーラーパネル
さらに、ソーラーパネルも、小さなものから大きなものまで、充実しています。

さらに、
- 500Wh以下
- 500〜1,000Wh
- 1000〜2000Wh
- 2000Wh〜
と、様々な容量のポータブル電源を幅広く揃えており、
「キャンプ」「車中泊」だけでなく、「防災グッズ」「節電グッズ」など、いろいろな用途に応じたポータブル電源を販売しています。
用途と寿命から選ぶ
ポータブル電源の主な用途は以下の4種類になります。
主な用途
- キャンプ
- 車中泊
- 防災グッズ
- 節電グッズ
500Wh〜1000Whまでのポータブル電源は、この4つの用途には適さない場合もあります。
1つずつ確認していきましょう!
キャンプ
500Wh〜1000Whまでの大容量ポータブル電源は、キャンプに最適です。
その理由に
- コンパクトで軽く、持ち運びやすい
- 複数人で使用しても電気がなくなりにくい
- 中には、ドライヤーかケトルを使用できるポータブル電源も存在する
ことが挙げられます。
ランキング内でも、1つだけ高出力の家電を動かせるものも出てきます。
本来、1000Wh以上のポータブル電源でしか動かせなかったドライヤーなども動かせる時代になってきました。

車中泊
500Wh〜1000Whまでの大容量ポータブル電源は、車中泊にも最適です。
その理由に
- 車内でも積んでおけるサイズ
- ファンが静かなものも多く、車内でも騒音にならない
- IHクッキングヒーターが使用できるものもあり車内調理可能
- ポータブル冷蔵庫の電源に
- 車の上にソーラーパネル設置で1日晴れても電力をすべて充電できる
ことが挙げられます。
車中泊は、さまざまなスタイルの方が多く、例えば長期で北海道一周する方や、
私のように車で生活する「バンライフ」をする人は、500Wh〜1000Whでは足りないので複数個、持ちましょう!
防災グッズ
500Wh〜1000Whまでの大容量ポータブル電源は、防災グッズとして、少し容量が足りないでしょう。
その理由に
- 冷蔵庫の電力の確保は、1日で1000Whほど必要
- 家の照明の確保は複数にわたるので相当な電力量
- 非常食のためのお湯を沸かすには相当の電力
ことが挙げられます。
防災グッズとして、ポータブル電源はなくてはならない存在です。
最低でも1000Wh以上のものが1台あれば、なんとかなりますので、防災グッズとしてお考えの方は、より大容量のポータブル電源を選びましょう!
当ブログでも「1000Wh〜2000Wh」のおすすめポータブル電源のランキングを紹介しております。
>>【2022年版】 プロが選ぶ容量「1000Wh~2000Wh」のおすすめ大容量ポータブル電源ランキング
節電グッズ
節電グッズとしてポータブル電源を使用するとは、
自宅にソーラーパネルを設置し、自然エネルギーで充電することで、家庭の電気代を節約する目的で使用することです。

もしくは夜間の安い電力をポータブル電源に充電しておき、
昼間の電力をポータブル電源から使用することで、電気代を抑えることも可能です。
500Wh〜1000Whまでの大容量ポータブル電源は、節電グッズとしてはまったく容量が足りないでしょう。
理由に、家庭の電力は、家族が4人いる想定では、1日に5000Wh〜10000Wh消費します。
例え夜間の間に、500Wh〜1000Wh充電したところで、焼け石に水です。
ちなみに私は、2台で合計5600Whほどのポータブル電源を充電し、電気代を節約しています。

電池寿命
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。
現在販売されているポータブル電源の主な電池は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)

そのポイントをまとめましたのでご参考ください。
電池寿命に関して
- 2023年のポータブル電源の市場においてリン酸鉄が当たり前の状況に
- 安全面においてもリン酸鉄が近年、安定してきている傾向にある
- 家庭用蓄電池や医療用、非常用として24時間、365日使用する想定の場合は、確実にリン酸鉄を選びましょう
【2022年版】容量「500Wh〜1000Wh」までのおすすめ大容量ポータブル電源ランキング
前置きが長くなりましたが、ここからランキングを発表していきます。
ランキングを決めるために、比較したポイントは以下になります。
ポイント
- デザイン面はどうなのか?
- 大きさ・重量はどうなのか?
- 電気容量はどれぐらいか?
- 電池の寿命はどれぐらいなのか?
- 出力はどれぐらいか?
- 価格は適正なのか?
- キャンプに適しているのか?
- 車中泊に適しているのか?
- 安全なのか?
- 保証はしっかりしているのか
保証や安全性は、
上記の大手5ブランドは、すべて満足するレベルを満たしているのでポイントから省きました。
また、防災グッズや節電グッズなどのお考えの方は、容量が足りないですので1000Wh以上のより大容量のポータブル電源をご購入ください。
No.5 「Anker 535 Portable Power Station」
No.5は、「Anker」のポータブル電源「Anker 535 Portable Power Station」です。
Anker 535 Portable Power Stationの電池の容量は「512Wh/142,222mAh/3.6V」です。
電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。なお「放電深度を10%」として計算しています。
-
27回
Phone(3,000mAh)
-
8.2回
Laptop(50Wh)
-
13.8時間
扇風機(30Wh)
-
7.5時間
電気毛布(55Wh)
-
使用不可
電気ケトル(1,250W)
-
使用不可
ドライヤー(1,200W)
おすすめポイント
おすすめポイント
- 長寿命の電池
- 充電時間がそこそこ早い
長寿命の電池
上記で、電池寿命は気にする必要がないと解説しましたが、やはり気にされる方が多いのでおすすめポイントとして紹介しています。

充電速度がそこそこ早い
Anker 535 Portable Power Stationは、最大で「2.5時間」でフル充電を実現しています。
しかし、2.5時間で充電するためには、
付属の「ACアダプター」と、別売りの「60W対応 USB-Cケーブル」が必要になってきます。
高速充電をお求めの方は購入をおすすめします!
残念ポイント
残念ポイント
- 容量に対して重い
大きく重い
Ankerブランドは全体的に、電気の容量に対して重いことが残念です。
Anker 535 Portable Power Stationは、
- サイズ:29.2cm x 25cm x 18.8cm
- 重量:7.6kg
大きさもさることながら、512Whの容量に対して7.6kgというのは、
ランキング内のポータブル電源は全て容量と重さを比較してみると、最も重い部類に入ります。
キャンプや車中泊などのアウトドアにはどうなのか?
アウトドア用にどうなのか?
- 容量の割に重いが、持ち運べる重さ
- 定格出力も500Wあり低出力のケトルなら使用可能
- スマホ、LEDランタン、電気毛布、ポータブル扇風機の使用におすすめ
- 充電速度は割と早いため、朝からでもぎりぎり間に合うか
- ファンの音が静かなのでキャンプ内でも車内でも使用可能
- 長寿命の電池が魅力
- 「59,800円(税込)」と標準価格
Anker 535 Portable Power Station まとめ
Anker 535 Portable Power Stationは、長寿命なことと、少しだけ充電速度が速かった分、ランクイン!
しかしながら、重量が重いため、軽いポータブル電源をお求めの方は他の製品をおすすめします。
No.4 「BLUETTI EB70」
No.4にランクインしたのは、「BLUETII」のポータブル電源「BLUETTI EB70」です。
BLUETTI EB70の電池の容量は「716Wh/198,888mAh/3.6V」です。
電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。
-
38.8回
Phone(3,000mAh)
-
11.5回
Laptop(50Wh)
-
19時間
扇風機(30Wh)
-
10時間
電気毛布(55Wh)
-
使用不可
電気ケトル(1,250W)
-
使用不可
ドライヤー(1,200W)
おすすめポイント
おすすめポイント
- 長寿命電池
- 高出力
長寿命電池
BLUETTI EB70は、
No.5のAnker 535 Portable Power Stationと同様に長寿命電池を採用しています。
高出力
BLUETTI EB70は、定格出力「700W」を誇ります。
これは、この容量帯のポータブル電源としては、かなりの高出力になります。
残念ポイント
残念ポイント
- 容量に対して重い
容量に対して重い
BLUETTI EB70は、「716Wh」の容量に対して重いと言えます。
- サイズ:32cm x 21.7cm x 22.2cm
- 重量:9.7kg
大きさはコンパクトながら、やはり10kg近い重量は、少し重いと言わざるを得ません。
キャンプや車中泊などのアウトドアにはどうなのか?
アウトドア用にどうなのか?
- 容量の割に重いが、なんとか持ち運べる重さ
- 定格出力も700Wあり低出力のケトルなら使用可能
- スマホ、LEDランタン、電気毛布、ポータブル扇風機の使用におすすめ
- 充電速度は3.75時間でフル充電と、早くも遅くもない
- ファンの音が静かなのでキャンプ内でも車内でも使用可能
- 長寿命の電池が魅力
- 「78,980円(税込)」で標準価格
BLUETTI EB70 まとめ
No.5のAnker 535 Portable Power Stationの容量が大きくなり、性能はそのままという感じのポータブル電源だと言えます。
もしBLUETTI EB70とお悩みの方がいらっしゃれば、容量で選ぶことをおすすめします。
アウトドアにお使い予定であれば目安として、
- Anker 535 Portable Power Station:1〜2人用
- BLUETTI EB70:2〜3人用
とお考えいただければ問題ないと思います!
No.3 「Jackery ポータブル電源 708」
No.3は「Jackery」が2021年後半にリニューアルしたばかりの「Jackery 708」です。
Jackery 708の電池容量は「708Wh/191,400mAh/3.6V」です。
電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。
-
50回
Phone(3,000mAh)
-
11回
Laptop(50Wh)
-
19時間
扇風機(30Wh)
-
10時間
電気毛布(55Wh)
-
使用不可
電気ケトル(1,250W)
-
使用不可
ドライヤー(1,200W)
おすすめポイント
おすすめポイント
- デザインの統一性
- コンパクトで軽い
デザインの統一性
Jackery製品が人気の理由に、目立つオレンジとブラックのデザインの統一が挙げられます。


コンパクトで軽い
Jackery 708は、No.5、No.4に比べるとコンパクトで軽くなっています。
- サイズ:30cm × 19.2cm × 19cm
- 重量:6.8kg
最近は、大きく重いけど性能がいいポータブル電源が増えてきましたが、より軽量でコンパクトながら高性能なポータブル電源を開発していくことが企業努力の証だと思っています。

残念ポイント
残念ポイント
- 充電速度が遅い
- 短寿命の電池
充電速度が遅い
Jackery 708は、2021年にリニューアルしたばかりの最新ポータブル電源です。
充電速度はリニューアル前よりも、2倍近く速くなりました。
とはいえ、業界で比べてみても、決して早い充電速度ではありませんので、充電速度で選ばれる方は他のポータブル電源をおすすめします。
短寿命の電池
短寿命電池は、気にする必要はないのですがポイントに加えました。
ただ、気にする必要がない理由をもう一度お伝えします。
- キャンプや車中泊に使用する場合、寿命までに機体が劣化する
- もしくは寿命までの保証期間が終わる
- 防災用に保管する場合は、生涯で数十回程度しか使わないので全く気にする必要がない
- 節電用に24時間365日使用するには、この容量帯では足りない

キャンプや車中泊などのアウトドアにはどうなのか?
アウトドア用にどうなのか?
- デザインはキャンプ場でも目立ち、所有者も多いため親近感が湧きます
- コンパクトで、重量も「6.8kg」と片手でも持てる重さ
- 定格出力も500Wあり低出力のケトルなら使用可能
- スマホ、LEDランタン、電気毛布、ポータブル扇風機の使用におすすめ
- 充電速度は遅いため、出かける前の日に充電が必要
- ファンの音が静かなのでキャンプ内でも車内でも使用可能
Jackery ポータブル電源 708 のまとめ
Jackery 708のポータブル電源は、ランク内でも業界内でも決して性能が良いわけではありません。
しかしながら、業界トップブランドの安心感と、統一されているデザインが人気の理由です。
さらに、軽いことも重要で、持ち運ぶ機会が多いので助かります。
価格は「76,800円(税込)」とNo.5とNo.4と同じ標準価格。
Jackeryのデザインが好きだったり、他のJackeryのポータブル電源を持っていて「2台目」を検討している方におすすめです。
No.2 「Power ArQ 3」
No.2は「Power ArQ」から「Power ArQ 3」がライクイン。
Power ArQ 3の電池の容量は「555Wh/154,166mAh/3.6V」です。
電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。
-
30回
Phone(3,000mAh)
-
9回
Laptop(50Wh)
-
15時間
扇風機(30Wh)
-
8.1時間
電気毛布(55Wh)
-
使用不可
電気ケトル(1,250W)
-
使用不可
ドライヤー(1,200W)
おすすめポイント
チェックリスト
- 電池を交換できる画期的機能
- カラーバリエーションが豊富
- 本体と電池を分けて持ち運べる
電池を交換できる画期的機能
Power ArQ 3は、かなり珍しい「バッテリー交換式ポータブル電源」です。
バッテリーを交換することで、電池が無くなってもすぐに使用することができます。
他にも、
- 電池の寿命がくれば電池だけ交換すれば解消
- 交換電池単体でも充電可能
- 複数のポータブル電源を所持する必要がなくなる
などが利点になります。
中でも、交換電池単体で充電可能な機能は、使い方によってはかなり便利です。
カラーバリエーションが豊富
Power ArQは、業界でもっともカラーバリエーションにこだわっています。
Power ArQ 3も「全4色」から選べ、すべてかわいいですよね。

本体と電池を分けて持ち運べる
Power ArQ 3の本体を電池の重さは合計で「7.9kg」とランク内でも重い部類に入ります。
とはいえ、電池を取り外し電池単体でも持ち運べるので、重さのマイナス面はかなり解消されるでしょう!

残念ポイント
残念ポイント
- 短寿命の電池
- 充電速度は遅い
- 価格が割高
短寿命の電池
No.3と同じく、短寿命の電池を採用しています。
とはいえ、寿命だと感じれば、電池だけ購入すればいいので、あまり当てはまらないのもPower ArQ 3の魅力でもあります。
充電速度は遅い
Power ArQのポータブル電源は、充電速度が遅いのが特徴です。
Power ArQ 3はフル充電まで、「3〜4時間」を要します。
N0.5のAnker 535 Portable Power Stationと同様に、USB-Cケーブルで充電すれば「3時間以内」で充電可能ですので、高速充電を希望される方はお求めください!
価格は割高
Power ArQ 3の価格は、「79,800円(税込)」と容量から考えるとランク内でもっとも割高となります。
しかし、「交換式ポータブル電源」「ワイヤレス充電」「カラーバリエーション」などの付加価値があるので、一概に価格が高いとは言えないと最終的に判断しました。
キャンプや車中泊などのアウトドアにはどうなのか?
アウトドア用にどうなのか?
- 交換式ポータブル電源はアウトドアと相性がいい
- 丸みがあり色も可愛いのでアウトドア先で目立ちます
- 重量も「7.9kg」と重いのですが、電池と分けて持ち運べる
- 定格出力も500Wあり低出力のケトルなら使用可能
- スマホ、LEDランタン、電気毛布、ポータブル扇風機の使用におすすめ
- 充電速度は遅いため、出かける前の日に充電が必要
- ファンの音が静かなのでキャンプ内でも車内でも使用可能
Power ArQ 3 まとめ
Power ArQ 3は、残念ポイントもありながら、おすすめポイントがそれを上回った結果、No.2にランクインしました。
ただ、ポータブル電源を複数台、購入することと、それほど差がないので、
交換式ポータブル電源を上手に使いこなせる方に適しているポータブル電源だと言えます。
No.1 「EcoFlow ポータブル電源 DELTA mini」
No.1は、EcoFlowの「EcoFlow DELTA mini」です。
このポータブル電源は、この容量帯でダントツの性能です。
性能の分、価格は少し高めですが、性能が良すぎるため、むしろ安いと思っています。

EcoFlow DELTA miniの電池の容量は「882Wh/244,444mAh/3.6V」です。
電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。
-
59回
Phone(3,000mAh)
-
13.7回
Laptop(50Wh)
-
24時間
扇風機(30Wh)
-
13.2時間
電気毛布(55Wh)
-
4.8ℓ
電気ケトル(1,250W)
-
36分間
ドライヤー(1,200W)
おすすめポイント
チェックリスト
- 異次元の高出力
- 超高速充電
- アプリで管理
異次元の高出力
従来、1000Whの容量を超えるような大型ポータブル電源のみが、ドライヤーなどを使用できる定格出力1200Wを超える機能を備えています。
ただ、EcoFlow DELTA miniは、
- サイズ:37.8cm × 18.4cm × 24.0cm
- 重量:10.7kg
と、ランク内ではもちろん、最大容量で最重量なのですが、定格出力が「1400W」と、倍のパワーを発揮します。

電子レンジを難なく使用でき、
さらには、ドライヤーの最高出力も使用できるんです!

使用したドライヤーは、パナソニックのナノイー。
けっこう売れているドライヤーなので使えることが分かれば、キャンプや車中泊に持っていくことができますね!
さらにEcoFlow DELTA miniには、「X-Boost テクノロジー」が搭載されています。
ポイント
EcoFlow独自技術「X-Boost テクノロジー」とは?
DELTA miniは、高度なアルゴリズムにより、
定格出力1400W超の電気製品の動作電圧を下げ、消費電力を定格出力1,400W以下に抑えることで稼働させることができます。
これを「X-Boost テクノロジー」と呼びます。
この技術により、なんと定格1800Wまでの電化製品を使えるようになります。

「ファンの音の大きさ」も大事な要素になっているので調べてみました!
注意
キャンプのテントの中や車中泊の車の中、さらには被災地の避難所での使用を想定されるポータブル電源ですので、ファンの音がうるさいと騒音の原因になってしまいます!
EcoFlow DELTA miniのファンが回った場合の音の大きさは「60.8db(デシベル)」と判明しました!
さらに、電化製品を使い終わればすぐにファンが止まりました。
これは、内部の温度が下がる効率が高い構造になっているからだと推測されます。

超高速充電
EcoFlow DELTA miniをコンセントに差し込んで充電するAC充電は、
この3つのコンセントのようなところに付属のAC充電ケーブルを差し込んでいきます。
そして驚くことにEcoFlow製品には、
AC充電ケーブルに、あの大きく重たいアダプターがないのです。
ポイント
ほとんどのポータブル電源は、あの重たく大きく、何より熱くなる「アダプター」があります。
EcoFlowは独自開発による「X-Stream充電テクノロジー」(特許申請済)を採用しており、アダプターの無いケーブルにより超高速充電を可能にしています。
ちなみに、アダプターとはこれのことです。
実際に、充電すると「577W」で入力されました。
我が家のコンセントが電圧を抑えていて思ったより早くなりませんでしたが、実際は最大「900W」で充電されます。
ポイント
- 約900Wで充電され、1時間で80%まで充電
- 80%以降は充電速度が落ち着き、約1.6時間でフル充電

アプリで管理
EcoFlow DELTA miniは、
ランク内で唯一のスマホアプリと連動させることができます。
アプリと接続することで、
- 遠隔での確認や操作
- 細かな設定や調整
- 機体のアップデート
などが可能になります。

残念ポイント
残念ポイント
- 短寿命の電池
短寿命の電池
No.3とNo.2の解説と同じになっています。
キャンプや車中泊などのアウトドアにはどうなのか?
アウトドア用にどうなのか?
- 10.7kgとやや重いですが、両手で持てるので、軽く感じます
- 出力と容量ともにこの容量帯で最高のポータブル電源
- 充電速度が速いので、出発前に充電しても間に合う
- スマホで遠隔操作可能なので、アウトドア先でも便利
EcoFlow ポータブル電源 DELTA mini まとめ
EcoFlow DELTA miniの価格は、「115,500円(税込)」です。
唯一、10万円を超えるのですが、1Whの価格を比較したところ、No.2よりも安く、その他とも価格差はごくわずかです。
なのに、出力が1400W、超高速充電、遠隔操作可能など、付加価値があまりにも多く正直、勝負になっていないのが現状です。

【2022年版】 プロが選ぶ容量「500Wh〜1000Wh」のおすすめ大容量ポータブル電源ランキング まとめ
最後にランキングをまとめて終わりたいと思います。
簡単な流れ

気になったポータブル電源がありましたら、
詳しくレビューしている記事がありますので、併せてご覧ください。
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【Jackery ポータブル電源 700】実機レビュー!リニューアルされたJackery 708と比較解説(キャンプ・車中泊・防災・節電)
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【EcoFlow ポータブル電源 DELTA mini】実機レビュー!コンパクトなのにドライヤーが動かせるのでおすすめ(キャンプ・車中泊・防災・節電)
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最後に。
この先、日本はどこで地震などによる停電が起こってもおかしくありません。
また高騰する燃料費や電気代・・・


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