

本記事では、そんな疑問や悩みを持つ皆様のための記事になっております。
本記事でわかること
- ポータブル電源「VIGORPOOL CAPTAIN 1200」とは?
- VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の徹底レビュー
- VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は買いなのか?
こんにちは。
未来のための暮らし方を発信しているYaiYuです。
これまで30種類以上のポータブル電源を実際に使用してきましたが、
アウトドアだけでなく、防災グッズとしても優秀なのが「1000Whの容量」と「1200Wの出力」を持つポータブル電源です。
そんな中、2022年後半に販売されたばかりのポータブル電源「VIGORPOOL CAPTAIN 1200」が、標準を満たした上で、全てにおいて高性能でいい感じでした。

さっそく、EcoFlow初代アンバサダーYaiYuが、
初心者の方でもわかりやすく VIGORPOOL CAPTAIN 1200 を実機レビューしていきます。
目次
ポータブル電源「VIGORPOOL CAPTAIN 1200」とは?
そもそもポータブル電源 VIGORPOOL CAPTAIN 1200 をご存知でしょうか?
2022年にはさまざまなポータブル電源のブランドが生まれ、その中の1つが「VIGORPOOL」。
そのブランドの「CAPTAIN 1200」とい機種のポータブル電源です。
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の私的にここがおすすめ!
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は、新興ブランドながら高性能なポータブル電源に必要な機能はしっかり満たしており私は結構、気に入っています。
個人的なおすすめポイントが3つ!
おすすめポイント
- 業界トップクラスの充電時間の速さ
- 長寿命の電池を採用
- 2台を合体させると最高レベルのポータブル電源に早変わり
業界トップクラスの充電時間の速さ
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は業界でトップクラスの充電速度を誇ります。
その充電速度は
- 1時間で80%充電
- 1.5時間でフル充電
というかなりの速度。
とはいえ、2022年の最新のポータブル電源は、充電時間が電池の容量(Wh)に関わらず、「1〜2時間でフル充電」が当たり前になってきました。

長寿命の電池を採用
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の採用している電池は、自社製造の「リン酸鉄リチウムイオン電池」。
ポータブル電源は、充電して放電を繰り返すことで、電池の蓄電量が減少していきます。

VIGORPOOL CAPTAIN 1200 が採用している電池は長寿命の電池。
2台を合体させると最高レベルのポータブル電源に早変わり
そして、VIGORPOOL CAPTAIN 1200 最大のポイントがここ。
かなりの投資になるのですが、VIGORPOOL CAPTAIN 1200 を2台、購入し合体させることで、
- 電池の容量が2倍
- 出力(パワー)が2倍
になります。
容量が2倍になるポータブル電源は他にも販売されているのですが、出力が2倍になるポータブル電源は非常に珍しいです。

ポータブル電源「VIGORPOOL CAPTAIN 1200」レビュー
ここからポータブル電源 VIGORPOOL CAPTAIN 1200 をレビューしていきます。
初心者の方でもわかりやすく下記の順番で解説していきます。
レビューの流れはこちら。
レビューの流れ
- ビジュアル
- 電池性能
- 付属品
- 出力性能
- 入力性能
- アプリ操作
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
まずは「ビジュアル」から。
黒とシルバーが主体となった割とイカつい見た目ですがスタイリッシュ!
前面は、大きさが「高さ28.1cm × 幅24.0cm」と割にコンパクトに仕上がっています。
後面はACコンセントと、2台接続するためのケーブルの差し込み口。
「縦幅39.6cm」の両側面は、排熱する通気口になっています。
さらに、LEDライトも設置されているのが面白いです。
反対側も同じく排熱溝とLEDライト。
個人的に、このLEDライトは今まで使用したポータブル電源でもっとも素晴らしい!
明るさの調整や緊急点灯のモードがしっかりと装備されていて、
何より両サイドに設置されているので、例えば
- キャンプ場でテーブルに置く
- 車中泊の際に車の中で照らす
など、置いておくだけで比較的、広範囲を明るく照らすことが可能です。

上面は平らになっており、他のポータブル電源と重ねて置けたり、物を上に置けるのは何かと便利。
さらに、ワイヤレス充電も設置しているのでいい感じですね〜
面白いのが左右が非対称の持ち手。
かなり持ちやすい設計となっていて、個人的にはかなりの高評価。
両手で持つと安定感抜群。
片手でもなんとかいけます!(血管すごいけどw)
重さは「約14.8kg」。
大手2社の同性能の機体が下記の2種類になります。
- EcoFlow EFDELTA : 14kg
- Jackery 1000 Pro : 11.5kg
Jackery 1000 Proは容量が小さいので少し軽いのですが、容量を同じにすると、ほぼ横並びになるので重量は大手と同じと言って問題ありません。
底面には凹凸があります。
しかしながら、大きな凹凸ではないので、地面におくだけで汚れてしまうのが難点です。

ディスプレイ画面はかなりの大きさを誇ります。
青く光るボタンライトなども目立っているし大手ブランドと差別化を図っていていい感じ。
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 のサイズや重量をすべてまとめましたのでご参考ください!
まとめ
- サイズ、ウェイトともに、業界の同じランクの平均ぐらい
- LEDライトが大きく、広範囲を照らせ最高
- 14.8kgのウエイトであるにも関わらず、持ち手が持ちやすく軽く感じる
- ディスプレイは見やすくシンプルで大きい
電池性能
次に、ポータブル電源を選ぶ際にとても大事な要素「電池の性能」。
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 のスペックをまとめてみました。
電池性能
- 電気容量:1,280Wh / 355,555mAh
- 電池素材:自社製 リン酸鉄リチウムイオン電池
- 充放電回数(寿命):3,500回(残存80%)
- パススルー機能:あり
- 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の電池の容量は「1,280Wh / 355,555mAh」です。
電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。なお「放電深度を10%」として計算しています。
-
68回
Phone(3,000mAh)
-
20回
Laptop(50Wh)
-
34時間
扇風機(30Wh)
-
18.5時間
電気毛布(55Wh)
-
8.6ℓ
電気ケトル(1,250W)
-
51分間
ドライヤー(1,200W)

我が家の冷蔵庫は、約50Whの消費でしたので、
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 がフル充電の場合だと、上記と計算方法を合わせると「約17時間弱」の使用時間になります。
同じくテレビもそれぐらいものもの多いので同様です。

電池寿命
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。
現在販売されているポータブル電源の主な電池は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)

そのポイントをまとめましたのでご参考ください。
電池寿命に関して
- 2023年のポータブル電源の市場においてリン酸鉄が当たり前の状況に
- 安全面においてもリン酸鉄が近年、安定してきている傾向にある
- 家庭用蓄電池や医療用、非常用として24時間、365日使用する想定の場合は、確実にリン酸鉄を選びましょう

2台合体で
上記でもお伝えしましたが、VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は2台を接続することで、電池の容量も2倍になります。
その場合は、冷蔵庫ではれば「34時間」稼働できるので、1.5日ほど問題なく使用可能です!!
付属品
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の付属品は以下の通りです。
付属品
- AC充電ケーブル
- シガー充電ケーブル
- 取扱説明書
- 保証書
- 付属品
ソーラーパネルとの接続ケーブルは付属していないのですが、VIGORPOOL が販売しているソーラーパネルにゲーブルが設置されているので、合わせて購入するのがおすすめです。
なかなかイキなのが、シールの付属品が付いていることです。

出力性能
出力性能とは、
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 にコンセントを差し込んだり、USBを差し込んだりして電力を使用する際に必要なパワーのことです。
電力を出力させるための方法は以下の4つ。
入力方法
- ACコンセント出力
- ダブルボルテージハブ
- USB出力
- DC出力

ACコンセント出力
AC出力とはVIGORPOOL CAPTAIN 1200 に「コンセント」を差し込んだときに電化製品などに流れる電流のことです。
AC出力性能
- 電圧:100V
- 周波数:50 / 60Hz(切替可能)
- 波形:完全正弦波
- 定格出力:1200W
- コンセント口数:4口
電圧・周波数・波形に関しては、
解説するとかなり長くなるので、不明なところがあれば、クリックでご確認ください!
電圧・周波数・波形から家庭用のコンセントに差し込んだときと同じ電流が流れることがわかります。

そして、VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の出力は「1200W」です。
一般的にドライヤーは家電の中で出力が高いものです。
実際に使ってみましょう!
使用する際には、画像で青く光っているボタンをクリックして起動させます。
いきなり最大パワーで実験。
出力は「1135W」なので使用可能ですね。

さて、最近ではポータブル電源の「ファンの音の大きさ」も重要視されているので調べてみました!
注意
キャンプのテントの中や車中泊の車の中、さらには被災地の避難所での使用を想定されるポータブル電源ですので、ファンの音がうるさいと騒音の原因になってしまいます!
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 のファンが回った場合の音の大きさは「54.5db(デシベル)」と判明しました!
さらに、電化製品を使い終わればすぐにファンが止まり、比較的、長い間使用しないとファンが回らないこともわかりました。
これは、内部の温度が下がる効率が高い構造になっているからだと推測されます。

また2台を別売りの「VIGORPOOL Captain 1200 パラレル ケーブル」で接続することで、電池の容量だけでなくパワーも2倍に跳ね上がります。
USB出力
近年、ポータブル電源はスマホやダブレット、ノートPC、ドローンなどに充電することが重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上でかなり重要になってきました。
USB出力
- USB-A 急速(18W):2口
- USB-C 超急速(100W):2口
- ワイヤレス(10W):1口
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 のUSB出力はおすすめポイントです。
なんと言っても、USB-Cの「100W」の出力が2個も備わっています!!
最近のAndroidスマホやMacなどは徐々に高速充電に対応してきており、100W出力は最高です!!
ちなみに、リアルに私はスタンディングで仕事したい場合は、このようにして高さを上げたりしています(笑)
私はワイヤレス充電できるスマホは持っていないので実験はできませんでしたが、iPhoneなどお持ちの方はいい感じですね♪
DC出力
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 にDCケーブルを差し込んで電化製品を使用する場合のパワーを見ていきましょう。
DC出力
- シガーソケット(12.5V/10A 126W):1口
- DC5521(12V/3A):2口
USB-Cの出力がさらに欲しい方は、シガーソケットから出力できる「Anker PowerDrive Speed+ 2-1 PD & 1」があるといい感じです。

入力性能
入力性能とは、
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 を充電する際に、どれぐらいの時間で充電できるのかのことを言います。
電力を充電するための方法は以下の5つ。
入力方法
- ACコンセント
- 太陽光パネル
- シガーソケット

ACコンセント入力
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 をコンセントに差し込んで充電するAC充電は、
この3つのコンセントのようなところに付属のAC充電ケーブルを差し込んでいきます。
そして驚くことにAC充電ケーブルに、あの大きく重たいアダプターがないのです。
ちなみに、アダプターとはこれのことです。
では実際に充電してみましょう。
するとしっかり、800Wで充電されていました。
上記でもお伝えしましたが、その充電速度は、
- 1時間で80%充電
- 1.5時間でフル充電
という、業界でも最速クラスになります。
しかも充電時のファンも静かなのでいい感じ♪
太陽光パネル入力
ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点からも、注目を集めています。
また、電気代も削減できるためお財布にやさしく、外出先でも電力を発電することができます!
太陽光の入力性能
- 最大400W
VIGORPOOL は3種類のソーラーパネルを販売しています。
- 100W
- 200W
- 400W
今回、200Wのソーラーパネルも一緒にレビューしたのですが、何ともデザインが素晴らしい!(色が好き)
設置方法は、ソーラーパネルのレビューで詳しく解説していますが、誰でも簡単に接続可能です。
実験した日は、天気が安定しなく、「92W」ぐらいが最高でした。
条件がしっかりと合えば、150Wぐらいで充電すると思います!!
シガーソケット充電
車中泊や災害時に、もっとも欲しい車で充電できる充電「シガーソケット」。
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 も実装しています。
シガーソケット
- 対応車:12V / 24V
- およそ100Wで充電可能
充電する際には、こちら画像の場所に差し込み充電しましょう!

アプリ操作
VIGORPOOL CAPTAIN 1200は、新興ポータブル電源ブランドにも関わらず、遠隔操作可能なアプリまで導入しています!

中でもやっぱりLEDライトを遠隔で「ON / OFF」できるのは、このポータブル電源ならではの良さだと感じました。
安全性
安全認証マーク
ポータブル電源を選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は、取得に時間と手間と安全性が問われる「PSEマーク」を取得しています!

BMS(バッテリーマネージメントシステム)
ポータブル電源には、バッテリー管理システム(BMS)という安全装置が備わっています。
過充電や過放電保護、温度管理等、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理を行うためのシステムも購入時にしっかりと確認しましょう!
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 のBMSはとても優秀です。
さらは、EPS(無停電電源装置)という機能まで搭載しており、安全性において大手ブランドに引けを取らないものになっています。
EPSがあることで、停電時には自動でポータブル電源から電化製品へと電力を供給してくれます。
ポイント
Mango Power E は、BMS内蔵なので、安心してお使いいただくことが可能です。
最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
長期保管する場合は、安全の観点から「6ヶ月に1回の点検」「80%

保証期間
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の保証期間は、業界標準の「2年」。
現在は公式HPでの販売のみなのですが、今後はamazonや楽天、yahooなどで販売されることもあるのか気になるところですね。
価格
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 の価格を見ていきます。
折角なので大手ブランドの機体と比較してみます。
比較するのは上記でも出てきました「EcoFlow EFDELTA」と「Jackery 1000 Pro」になります。
- VIGORPOOL CAPTAIN 1200:税込「139,000円」 1,280Whなので1Whの価格が「108.5円」
- EcoFlow EFDELTA:税込「139,500円」 1260Whなので1Whの価格が「110.7円」
- Jackery 1000 Pro:税込「149,800円」 1002Whなので1Whの価格が「149.5円」
比較してみると、EcoFlowとほぼ同じ価格になっています。
EFDELTAの方が最大出力が高いもののアプリの対応がしていなかったりUSB出力は負けていたりするので、私個人として評価は同じぐらいです。
とはいえ、現在 VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は「税込129,000円」と「1万円」割引セールが開催されていますので、かなりおすすめです!!
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 レビューまとめ
VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は如何でしたでしょうか?
最後にVIGORPOOL CAPTAIN 1200 が、
- キャンプや車中泊などのアウトドア用に適しているのか?
- 防災グッズや節電グッズに適しているか?
などをまとめていきます!
キャンプや車中泊などのアウトドア用にご購入をお考えの方へのポイント
まとめ
- 持ち運び可能で高出力なのでアウトドアには最高の1つ
- ファンが静かなのでテント内や車中泊にピッタリ
- アプリ操作ができLEDライトが最高なので、これもまたアウトドアにピッタリ
- 持てないほどの大きさではなく、しっかりと容量があるのでバランスがかなりいい
防災グッズや節電グッズに、購入をお考えの方へのポイント
まとめ
- 高出力なのでケトルや使用でき避難所でも重宝される
- ファンが静かなので避難所でも使用できる
- 防災グッズや節電グッズとしては容量はもう少し必要
- 停電時の冷蔵庫に使用する場合、半日から1日使用可能
- 停電時のテレビに使用する場合、半日から1日使用可能
この先、日本はどこで地震などによる停電が起こってもおかしくありません。
また高騰する燃料費や電気代・・・

VIGORPOOL CAPTAIN 1200 は「高いパワー」「1280Whの大容量」「LEDライトが最高峰」なので、アウトドアの相性抜群で、防災用にもおすすめです。

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