

本記事では、そんな悩みを持つ皆様のための記事になっております。
こんにちは。
「未来のための暮らし方」を発信しているYaiYu(ヤイユウ)です。
本記事では「JPYC」を、
下記の項目について初心者の方でもわかりやすく徹底解説しております。
本記事でわかること
- JPYCとは?
- ステーブルコイン
- JPYCの仕組み
- JPYCの特徴
- JPYCの問題点
メモ
本記事は、8,000文字で書かれており、読み終わるのに5分ほど要します。
読み終えた後はJPYCってすげぇっ!となっていると思いますので、最後までご一緒いただければ幸いです。
JPYCの購入方法について知りたい方はこちらの記事をご参照ください!
JPYCとは?
この画像はJPYCのHPのトップページです。
「日本円のステーブルコインの「JPYC」を、誰でもカンタンに「日本円」で購入できるようになりました。」
と書かれている。
まず、JPYCとは何なのでしょうか。
JPYCとは、
JPY(日本円) + Coin(デジタルコイン)= JPY Coinを繋げたもので、
1円 = 1JPYCで交換することができる、イーサリアムブロックチェーンの日本初の日本円ステーブルコインです。
「自家型前払式支払手段」をとっており、
JPYCの運営会社からJPYCを購入し、それを市場で利用・取引することが可能ということになっています。
そのため、JPYCは通貨建資産という分類になります。

そもそも、
「JPYCは暗号資産なの?」
「ステーブルコインって何?」
「自家型前払式支払手段って日本語?」
ってなりますよね。
ではそれらをわかりやすく解説していきます!
ステーブルコイン
皆さんは暗号資産をお持ちでしょうか?
その暗号資産、毎日見ていると、


なんてことも日常ではないでしょうか?
つまり価格変動の幅(ボラティリティ)が大きく、価格が安定していないのが特徴の一つです。
一方、ステーブルコインの
ステーブル(stable)とは、日本語訳で「安定」の意味を指します。
ビットコインやイーサリウムは、価格変動が激しいので、
暗号資産の実用性を高めるため、価格が安定するよう、なんらかの資本を担保につくられたものがステーブルコインになります。
JPYCの仕組み
前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン
ブロックチェーン上で、
安定した価格を実現するように設計されたステーブルコインはおおむね「3種類」あります。
- 法定通貨を担保にした法定通貨担保型ステーブルコイン
- 暗号資産を担保にした暗号資産担保型ステーブルコイン
- 無担保のステーブルコイン
JPYCはこの中の、「1」に該当し、「前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン」となっております。

けっこう難しいと思いますので、噛み砕いてしまうと、
怒られそうですが、そんな感じで受け取ってもらって問題ないと思います。
なお、スルーしても問題ないですが、その他の有名なステーブルコインもご紹介。
メモ
アメリカ$と連動するステーブルコイン
- テザー(USDT)
- USDコイン(USDC)
暗号資産と連動するステーブルコイン
- ダイ(DAI)
- ラップドビットコイン(WBTC)
JPYCの価格について
次にJPYCはどのような仕組みで価格を安定させているのでしょうか?
実はJPYCは「2種類の価格が存在」します。
- JPYCの公式サイトにおける価格
- 二次流通市場での取引価格
まず、JPYCの公式サイトで販売されている価格については、
「常に1JPYC = 1円」に保たれています。
ところが、
2次流通市場での取引価格においては価格は1円にとどまらず変動します。

この場合、JPYC側はJPYCの価格安定メカニズムを適用します。
メモ
【2次流通価格が1円以下の時】
ユーザーはイーサリアムなどのトークンをJPYCに変換し、JPYCで安く物を購入することでJPYCの価格が上昇
【2次流通価格が1円以上の時】
JPYC運営会社が1JPYC = 1円で販売することで二次流通価格も下落
JPYCの価格の推移については、「CoinMarketCap」で常に確認することが可能ですよ!

JPYCの特徴
JPYCには、様々な特徴や使い方があります。
JPYCの特徴
- 誰でもカンタンに購入できる
- 世界中に安価に早く送金できる
- NFTを売買するならJPYC
- 流動性提供プログラムを実施
- 様々なサービスで2次流通が可能
カンタンなところもあれば、意味不明な部分もあるので、自分に役に立ちそうな特徴だけ情報を会得してもらって問題なしです!
誰でもカンタンに購入できる
世界中には銀行口座を持てない方が17億人いるとされています。
実際、日本でも銀行口座や暗号資産取引所の開設をする際に、個人情報を入力し審査がありますよね。
子供だったら暗号資産取引所の開設ができなかったり。
しかし、JPYCは本人確認不要で口座なども必要なく購入することが可能なんです。

世界中に早く安価に送金可能
私は仕事上、海外から送金を受けることもあるのですがそりゃもう大変です。
1回で多額の送金をする際には、審査が入って個人情報や契約書なんかも提示しないといけなかったり、
数千円の手数料だけでなく、着金まで2週間〜3週間かかるのが普通です。
でもJPYCや暗号資産であれば、日本の裏側のブラジルにだって、ゼロに近い金額で早く送金することが可能なんです。

NFTを売買するならJPYC
JPYCをもっとも使用する目的となるのが「NFT」の購入ではないでしょうか?
JPYCは冒頭でもお伝えしたとおり、
イーサーリアムブロックチェーン(ERC20)ベースの日本円ステーブルコインですので、
- イーサリアム(ETH)
- Polygon(MATIC)
- NFTマーケットプレイス「OpenSea」
との相性が抜群です!!
イーサリアムやPolygonと異なり、価格が非常に安定しているので、
売買して得た通貨の価値が下がらないという意味で安心して利用することができますね。

流動性提供プログラムを実施
ここはちょっと難しいのですが、
JPYCの流動性を助けると報酬がもらえる仕組みがあります。
流動性とは
流動性とは、安定して換金できるかどうかの度合いのことです。
流動性が低いと市場の変動が大きく、仮想通貨価格が急上昇する要因となります。一方で、流動性が高いと市場は安定し、価格の変動も小さくなります。
解説していくと、
JPYCは「インセンティブ提供プログラム」という、流動性提供プログラムを実施しています。
このプログラムでは、分散型取引所でJPYCの流動性の維持に協力した場合、提供量と提供期間に応じて報酬を受け取ることができます。
特徴として
- 報酬はステーブルコインのUSDC
- 提供可能な金額は5000万円から50億円
- 提供期間は1-5年
- 流動性に協力した金額の2%-10%の報酬
などです。

様々なサービスで2次流通が可能
JPYCを購入しNFTに使用することが多いとお伝えしましたが、他にはどのようなサービスで利用できるのでしょうか?
紹介していきます。
2次流通
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- Vプリカギフト
- ふるさと納税
- 分散型ブログでの投げ銭機能
一部購入できない商品もありますが、JPYCを使って楽天やyahooでお買い物が可能です。
さらに、ネット専用のプリペイドカードである「Vプリカギフト」と等価交換できます。
国内外のネット上のVisaの加盟店で決済できるので、とってもグローバル!!

JPYCの問題点
さてここまではJPYCの素晴らしさをご紹介してきましたが、問題点も紹介しておかなければなりません。
運営会社の不正使用のリスク
この点については、どこの会社にも言えることなのですが、
JPYCはJPYC株式会社という企業で発行していることになります。
この発行しているJPYC株式会社が不正使用するリスクはまったくのゼロではないということです。
倒産のリスクがある
JPYCも公式サイトで、
もし事業がスムーズに進まなかった場合、倒産してしまうリスクがあると伝えています。
理由には、資金不足が挙げられます。
現状では資金は大丈夫そうで、日本円ステーブルコイン社会実験「ZEN」の発起メンバーのアステリアや、ステーブルコインとしては時価総額2位の米ステーブルコインの一つであるUSDCを設立したCircle社などが出資を行い、連携していくことが明らかになっています。
またもう一つの倒産のリスクは、
国や利権団体の圧力や規制を受ける可能性があることです。
日本は、実は様々なイノベーションが過去にも生まれようとしていたのですが、
イノベーションによって自らが危ないと感じた企業や団体の圧力によって葬り去られている事実が結構あるんです。

とはいえ、JPYC株式会社が倒産しても、
発行額の100%以上の供託金を法務省に供託しているそうです。
利用者のJPYC保有残高はイーサリアムのブロックチェーンに記録されているので、未使用分があれば破産手続きの際、利用者に弁済されるよう設計されています。

払い戻しはができない
JPYCの直接的な払い戻しはできません。
ただ、2次流通市場で別の仮想通貨に変換し、そこから日本円に交換することは可能です。
JPYCのまとめ
如何でしたでしょうか?
最後にJPYCをまとめておきます。
JPYCとは?
- 1円 = 1JPYCで交換可能
- ERC20の日本円ステーブルコイン
- 誰でもカンタンに購入できる
- 世界中に安価に早く送金できる
- NFTを売買するならJPYC
- 流動性提供プログラムを実施
- 様々なサービスで2次流通が可能
- 払い戻しはできない
今後は、JPYCが日本円の代替となり、通貨としてだけでなく、インフラとしての役割を担う可能性があります。
さらには、今までは暗号資産に興味のなかった方でも、JPYCというステーブルコインから興味を持つ人も増えてくると思います。

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